Beat / Susan Cianciolo

NYからトビキリたちが入荷する。Susan Cianciolo(スーザンチャンチオロ)を新規セレクトブランドとして取り扱いするまでの流れはごく自然だった。そして今月末、店頭に彼女の作った洋服たちが並ぶ。

 

 

 

本当はここで彼女との交流関係、至るまでのプロセスを書くつもりでした。ですが、いざそれを言語化してみると、あまりにもありきたりで自己満足的なつまらぬ文章が不本意にも完成してしまった。そんな訳で今回は、ワガママにもその辺は割愛させて頂こうと思う。FOMEからのちょっとしたアナウンス。それぐらいの落ち着いた認識で捉えて頂きたい。

 


ラインナップは常連さんたちにはお馴染みのシャツ、カットソー類からニット、ボトムスにアウターまで。ご覧の通り、オーダー数は決して多くない。というよりも、物理的に多くは出来なかった。何故なら全て彼女の手作業によるフルハンドメイドなのだから。構成は事前に幾度もミーティングを重ね大枠は決めてあるが、最終的な内容と判断は全て彼女にお任せしている。どんなものが届くのだろう。一日千秋の想いである。
 
加えて、贅沢にもRun Collection の型も作ってもらった。私たちのような小さな個人店の図々しいお願いにも、嫌な顔ひとつせず快く引き受けてくれている彼女には、心からの感謝と敬意を示したい。やはり私は、優しく朗らかな人柄も含めて彼女の作る洋服に心惹かれる。
もう少しで彼女の作った洋服たちが届く。また到着次第お知らせしようと思いますのでもう少々お待ちを。彼女の作る小さくとも力強い心の波動が皆さんの眼にどの様に映るのだろうか。誰のもとに届くのか。高鳴る鼓動に耳を澄ませ、ぼんやりとした高揚感を抱きながら。ただ、今はのんびり待とうと思います。
 
イイダリョウタ